こんにちは!『Re:(り)』です!
リアルでは所謂”カードショップ店員”として生活しつつ、個人的な趣味で『Re:blog』を運営しています。
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前述した通り、筆者は”カードショップ店員”というわけで、そのキャリアを存分に活かして深い情報を提供できるブログを目指して、日々精進しています。
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主にデッキ解説記事と高騰情報をまとめた記事を投稿しています!
デッキを作る際や、手持ちのカードを整理する際に参考になれば幸いです!
今回記事で解説するデッキは、予算5000円で組むことができる”廉価版墓地退化”です!
CS等の大会で猛威を振るっているデッキタイプですが、今回は予算5000円で組んだので初心者の方でも気軽に組める内容になっているかと思います!
『死神術士デスマーチ』 UC 闇文明 (1) 進化クリーチャー:デスパペット 1000 ブロッカー 墓地進化:闇のクリーチャーを1体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつ出す。 このクリーチャーがバトルする時、そのバトルの終わりまで、バトルしている相手クリーチャーのパワーを-4000する。
『龍脈術 落城の計』 C 水文明 (3) 呪文 S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) バトルゾーンにあるコスト6以下のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻す。
一時期は安く組めた”墓地退化”ですが、今現在だと『竜魔神王バルカディア・NEX』が高くなってしまい、そういうわけには行かない模様…。
”墓地退化”のギミック自体は昔から存在していましたが、『竜魔神王バルカディア・NEX』が再録された辺りから各地で使われはじめ、現在の地位まで上り詰めた印象です。(諸説有り)
『竜魔神王バルカディア・NEX』 P(SR) 光/闇/火文明 (15) 進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド/アーマード・ドラゴン 25000 進化GV:エンジェル・コマンド、デーモン・コマンド、アーマード・ドラゴンのいずれか3体を重ねた上に置く。 ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする) 相手は呪文を唱えることができない。 このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、自分の山札を見る。その中からドラゴンまたはコマンドを1体選び、出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
”墓地退化”は『竜魔神王バルカディア・NEX』をはじめとする強力なフィニッシャーを相手によって使い分けるプレイングが重要になってくるので、相手のデッキを観察・戦術を立てるのが好きな方にはうってつけです!今回は『竜魔神王バルカディア・NEX』を採用せずに別のフィニッシャーを代用することで予算5000円に抑えることができました!
デッキの動かし方自体も、覚えてしまえばそこまで難しいこともないため、初心者の方でもおすすめできるデッキタイプと言えます!
今回はそんなCSで結果を残している強力なデッキタイプの一つである”墓地退化”の廉価版を紹介します!
①”墓地退化”のギミック自体は昔から存在してたが、構築の敷居が下がったことや、環境の変化によって注目され始めたデッキタイプ!
②『竜魔神王バルカディア・NEX』をはじめとする強力なフィニッシャーを相手によって使い分けるプレイングが重要!
③デッキの動かし方自体も、覚えてしまえばそこまで難しいこともないため、初心者の方でもおすすめ!
①かっこいいクリーチャーを使いこなしたい方!
②相手のデッキを観察・戦術を立てるのが好きな方!
③大会に参加してみたい初心者の方!
デッキレシピ公開

カード名 | 枚数 |
死神術士デスマーチ | 4 |
エマージェンシー・タイフーン | 4 |
鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー | 4 |
ブラッディ・タイフーン | 4 |
サイバー・チューン | 4 |
ストリーミング・シェイパー | 1 |
龍脈術 落城の計 | 4 |
氷牙レオポル・ディーネ公 /エマージェンシー・タイフーン | 4 |
堕呪 エアヴォ | 3 |
第七神帝サハスラーラ | 4 |
世紀末ヘヴィ・デス・メタル | 4 |
※このデッキレシピは筆者の脳内構築なので欠陥がある場合がございます。
「こんなアイディアがあるんだー」程度で見ていただけると幸いです。
デッキ解説
まずは大まかなデッキの動かし方を解説し、各カードの採用理由などを後述していきます。
”墓地退化”はいわゆる”コンボデッキ”と呼ばれるタイプのデッキであり、特定のカード同士を組み合わせることを目的としたデッキタイプです。
コンボパーツになっているのは”墓地進化”を持っている『死神術士デスマーチ』『鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー』の2種類と、特殊な除去効果を持っている『龍脈術 落城の計』『堕呪 エアヴォ』の2種類がこのデッキの主軸を担います。
『鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー』 C 闇文明 (2) 進化クリーチャー:パラサイトワーム/デビルマスク 4000 墓地進化−闇のクリーチャーを1体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。 このクリーチャーが破壊された時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
『堕呪 エアヴォ』 UC 水文明 (4) 呪文:魔導具 S・トリガー(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) バトルゾーンにある、コスト7以下のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻す。
『第七神帝サハスラーラ』などの出したい闇のクリーチャーを墓地に落としておき、それを進化元にして『死神術士デスマーチ』か『鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー』を召喚します。
ちょっと変わった進化方法ですが、”墓地進化”がそういった能力ですのでこのような挙動でバトルゾーンに出すことができます。
墓地進化…墓地に存在する同文明のクリーチャーの上に重ねてバトルゾーンに出す。
そして、強力な進化クリーチャーを進化元にした『死神術士デスマーチ』か『鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー』に『龍脈術 落城の計』か『堕呪 エアヴォ』を打つことでコンボが成立します!
『龍脈術 落城の計』『堕呪 エアヴォ』のテキストは、他の除去カードと異なり、クリーチャー1体ではなくカード1枚を指定しているので、手札に戻るのは一番上のカード一枚のみなのです!
少しトンチが効いた効果処理ですがこの場合、一番上になっているであろう『死神術士デスマーチ』か『鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー』が手札に戻り、進化元だった『第七神帝サハスラーラ』が残った状態になります!
『第七神帝サハスラーラ』 SR 闇文明 (10) 進化クリーチャー:クリエイター/オリジン 21000 進化:自分のゴッド1体の上に置く。 W・ブレイカー このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札を2枚選び、捨てる。その後、クリーチャーを2体、自分の墓地から手札に戻してもよい。 このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを–8000する。 このクリーチャーの攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップする。
この”墓地進化”を特定のカードで剥がし、進化ではなく退化のような一連の動きを”墓地退化”と呼び、このコンボを狙った様々なデッキタイプが現環境を席巻しています!
①『第七神帝サハスラーラ』などの出したい闇のクリーチャーを墓地に落としておき、それを進化元にして『死神術士デスマーチ』か『鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー』を召喚!
②『龍脈術 落城の計』『堕呪 エアヴォ』を『死神術士デスマーチ』か『鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー』に対して打つことで進化元だった『第七神帝サハスラーラ』が残った状態に!
各カードの採用理由
それでは各カードの採用理由を役割別で紹介していきます。
採用カード①『死神術士デスマーチ』『鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー』『龍脈術 落城の計』『堕呪 エアヴォ』
上記で触れたコンボの主軸を担うカードたちです。
コストの低い『死神術士デスマーチ』と『龍脈術 落城の計』は4枚ずつ採用されることが多く、確定枠と言って良いでしょう。
『鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー』と『堕呪 エアヴォ』は人によって採用枚数が上下する枠になっています。ここら辺は調整枠になってきますね。
採用カード②墓地肥やし
”墓地進化”をする際に必要になるのがフィニッシャーを墓地へ送ることなので墓地肥やしができるカードを多めに採用しています。
今回は予算の関係上、高額なカードを採用しない方針で選びました。
『エマージェンシー・タイフーン』『氷牙レオポル・ディーネ公/エマージェンシー・タイフーン』『ブラッディ・タイフーン』は大会で結果を残している”墓地退化”でよく採用されているカードですが、『サイバー・チューン』『ストリーミング・シェイパー』はあまり見かけないカードですね。現環境で勝つには速度が重要なので3コストだと若干重めな印象。
もう少し予算を掛けることができるなら、3コスト域のカードらが差し替え候補になってくるかと思います。
『エマージェンシー・タイフーン』 C 水文明 (2) 呪文 S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) カードを2枚まで引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
『氷牙レオポル・ディーネ公』 C 水文明 (4) クリーチャー:サイバー・ウイルス/ナイト 2000 自分が呪文を唱えた時、カードを1枚引いてもよい。 |
『エマージェンシー・タイフーン』 C 水文明 (2) 呪文 S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) カードを2枚まで引く。その後、自分の手札を1枚捨てる。 |
『ブラッディ・タイフーン』 P(UC) 水/闇文明 (2) 呪文 自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を自分の手札に加え、残りを墓地に置く。
『サイバー・チューン』 C 水文明 (3) 呪文 S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) カードを3枚引く。その後、自分の手札を2枚捨てる。
『ストリーミング・シェイパー』 R 水文明 (3) 呪文 自分の山札のカードを、上から4枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中の水のカードをすべて自分の手札に加え、それ以外のカードを自分の墓地に置く。
採用カード③フィニッシャー
”墓地進化”の進化元になれる闇文明であれば採用を検討できるため、拡張性が高いのも”墓地退化”の強みでしょう。『竜魔神王バルカディア・NEX』がフィニッシャー候補筆頭ですが、今回は予算5000円ということで『第七神帝サハスラーラ』と『世紀末ヘヴィ・デス・メタル』で代用しました。
どちらも一枚出すだけで一気にゲームエンドまで持ち込める攻撃力を有しているので、相手の防御札次第では勝ちに直結することも…!
特に『第七神帝サハスラーラ』は実質無限に攻撃できるので、優先順位としては『第七神帝サハスラーラ』が上かなと思います。『世紀末ヘヴィ・デス・メタル』は他の闇文明持ちフィニッシャーに差し替えてしまってもよろしいかと思います。
『世紀末ヘヴィ・デス・メタル』 SR 闇/火文明 (13) クリーチャー:クリエイター/ハンター 39000 このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、召喚せずに出していれば、自分の山札に加えてシャッフルする。 スピードアタッカー ワールド・ブレイカー
デッキ製作費用内訳
さて、”墓地退化”を一通り紹介し終えましたが、最後にデッキ製作費用の内訳をこの記事の後書きとして締めたいと思います。
デッキ製作費用内訳は以下の通り
カード名 | 金額 |
死神術士デスマーチ | メルカリ相場:4枚300円〜400円 |
エマージェンシー・タイフーン | magi相場:4枚200円〜300円 |
鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー | メルカリ相場:4枚500円〜600円 |
ブラッディ・タイフーン | メルカリ相場:4枚300円〜400円 |
サイバー・チューン | magi相場:4枚100円〜200円 |
ストリーミング・シェイパー | メルカリ相場:1枚300円 |
龍脈術 落城の計 | メルカリ相場:4枚300円〜400円 |
氷牙レオポル・ディーネ公 /エマージェンシー・タイフーン | メルカリ相場:4枚500円〜600円 |
堕呪 エアヴォ | magi相場::4枚200円〜300円 |
第七神帝サハスラーラ | メルカリ相場:4枚500円〜600円 |
世紀末ヘヴィ・デス・メタル | メルカリ相場:4枚800円〜1000円 |
合計金額 ¥4000〜¥5100 |
メルカリとmagiの出品状況からだいたいの金額を算出しました。
カードショップのストレージや、既に持っているカードを使い回すなどすれば更に安く済むかと思います…!
メルカリは国内No. 1のフリマアプリなので出品件数が膨大、その分金額も安い出品が多い印象。
逆にmagiは出品件数こそ少ないものの、最低金額が100円からなので、あまり値段が付いていないノーマルカードを集める際に重宝します!(メルカリの最低金額は300円から)
もっとくわしく別の記事でそれぞれのフリマサイトのメリット、デメリットを解説する予定です。


最後までお読みいただきありがとうございました!
今後もデュエマ、遊戯王を中心にデッキ解説記事、カードの高騰情報をまとめた記事を投稿していきますのでよろしくお願いします!
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