こんにちは!『Re:(り)』です!
リアルでは所謂”カードショップ店員”として生活しつつ、個人的な趣味で『Re:blog』を運営しています。
当ブログ『Re:blog』では、TCG関連の最新情報や、大会で使われているデッキや安くて長く遊べるデッキを紹介するデッキ解説記事などを投稿しています。
前述した通り、筆者は”カードショップ店員”というわけで、そのキャリアを存分に活かして深い情報を提供できるブログを目指して、日々精進しています。
皆さまのお役に立てるような情報を提供できれば幸いです。

主にデッキ解説記事と高騰情報をまとめた記事を投稿しています!
デッキを作る際や、手持ちのカードを整理する際に参考になれば幸いです!
今回記事で解説するデッキは、各地で結果を残している”グルメ墓地ソース”です!
『樹食の超人』 R 自然文明 (8) クリーチャー:ジャイアント/不死樹王国 12000 このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンまたは手札から、好きな枚数の他のカードを選んでもよい。このようにして選んだカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、選んだカードを墓地に置く。 T・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする) マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
”グルメ墓地ソース”はある日突然環境に姿を現した”墓地ソース”の一種ですね。
”墓地ソース”は基本的に序盤から墓地を増やすことで真価を発揮するデッキタイプなのですが、どれも墓地メタに弱い側面を持っていました。
しかし、この『樹食の超人』を採用した”グルメ墓地ソース”は、1ターンのうちに5〜6枚一気に墓地を増やしてフィニッシャーまで繋げることができるので、これまで有効だった墓地メタを見事に克服している強力なデッキタイプです!
今回はそんな”グルメ墓地ソース”を紹介・解説していきます!
デッキレシピ公開

カード名 | 枚数 |
巨大設計図 | 4 |
“轟轟轟”ブランド | 1 |
SMAPON | 2 |
百万超邪 クロスファイア | 2 |
樹食の超人 | 4 |
撃髄医 スパイナー | 4 |
龍装鬼 オブザ08号 /終焉の開闢 | 4 |
超七極 Gio /巨大設計図 | 4 |
偽りの名 13 /種族選別 | 4 |
ブラキオ龍樹 | 2 |
暴走龍 5000GT | 4 |
大樹王 ギガンディダノス | 3 |
大魔王 ウラギリダムス | 2 |
※このデッキレシピは筆者の脳内構築なので欠陥がある場合がございます。
「こんなアイディアがあるんだー」程度で見ていただけると幸いです。
デッキ解説
まずは大まかなデッキの動かし方を解説し、各カードの採用理由などを後述していきます。
”グルメ墓地ソース”は名前の通り、『樹食の超人』の効果で一気に墓地を増やすことでフィニッシャーに繋げる動きがテンプレになっています。
このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンまたは手札から、好きな枚数の他のカードを選んでもよい。このようにして選んだカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、選んだカードを墓地に置く。
重要になってくるのはこの上記の効果です。
『樹食の超人』を召喚する際に、マナと手札を好きな数墓地に送ることで『樹食の超人』の召喚コストを下げることができます。
ここの効果をうまく利用することで、一気に墓地を増やすことができるというわけです。
『樹食の超人』のコストを賄うために、”グルメ墓地ソース”では『巨大設計図』『超七極 Gio/巨大設計図』を採用して低コストながらも3〜4枚の手札を確保する構築になっています。
これらのドローソースの成功率を高めるために、採用しているカードのコストはほとんど7以上になっています。
『巨大設計図』 C 自然文明 (2) 呪文 自分の山札の上から4枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中から、コスト7以上のクリーチャーをすべて自分の手札に加え、残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
『超七極 Gio』 UC 光文明 (9) 進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/侵略者 11500 このクリーチャーを召喚する時、自分の手札にある他のコスト9のカードを好きな数、相手に見せてもよい。こうして見せたカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。 進化:光のクリーチャー1体の上に置く。 ブロッカー W・ブレイカー |
『巨大設計図』 UC 自然文明 (2) 呪文 自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から、コスト7以上のクリーチャーをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。 |
上記の『巨大設計図』などで序盤は手札の枚数を確保し、頃合いを見て『樹食の超人』をプレイして手札のカードを一気に墓地へ送ります!
墓地に送った後は『暴走龍 5000GT』をプレイし、相手のデッキに合わせて『ブラキオ龍樹』『大樹王 ギガンディダノス』を”フシギバース”で墓地から蘇生して場を制圧していきます!
フシギバース…バトルゾーンの好きなクリーチャー1体と墓地のフシギバース持ちクリーチャーを、コストを支払ってそれぞれ移動させることができる。
『樹食の超人』やこれらフィニッシャーも全て『巨大設計図』で手札に加えることができるので再現性が非常に高いコンボデッキに仕上がっています!



『暴走龍 5000GT』 VIC 火文明 (12) クリーチャー:アウトレイジ 12000 このクリーチャーを召喚するコストは、自分の墓地のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない。 スピードアタッカー T・ブレイカー このクリーチャーが出た時、サイキック・クリーチャーをすべて破壊する。その後、パワー5000以下のクリーチャーをすべて破壊する。 すべてのプレイヤーは、パワー5000以下のクリーチャーを召喚できず、サイキック・クリーチャーを出すことができない。
『ブラキオ龍樹』 SR 自然文明 (11) クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン/不死樹王国 23000 Q・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを4枚ブレイクする) 相手のクリーチャーがバトルゾーンに出ることによって、相手のクリーチャーの能力がトリガーする時、かわりにその能力はトリガーしない。(例えば、相手は「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を使えない) <フシギバース>[自然(13)(自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[自然(13)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[自然(1)]より小さくならない)
『大樹王 ギガンディダノス』 KGM 闇/自然 (12) クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン/不死樹王国 50000 ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする) このクリーチャーが出た時、相手は自身の手札をすべてマナゾーンに置く。 自分は、このクリーチャーよりパワーが小さいクリーチャーに攻撃されない。 <フシギバース>[闇/自然(14)](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[闇/自然(14)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[闇/自然(2)]より小さくならない)
①序盤は『巨大設計図』『超七極 Gio/巨大設計図』でコンボパーツを集めながら手札を増やす。
②頃合いを見て『樹食の超人』をプレイして手札を一気に墓地へ送る!
③余ったマナで『暴走龍 5000GT』を召喚、そして相手のデッキに合わせて『ブラキオ龍樹』『大樹王 ギガンディダノス』を”フシギバース”で墓地から蘇生して場を制圧!
各カードの採用理由
それでは各カードの採用理由を役割別で紹介していきます。
採用カード①『樹食の超人』、他デッキの潤滑油
まずはデッキのアイデンティティである『樹食の超人』は4枚採用がほぼほぼ確定です。
次に重要なのが『巨大設計図』『超七極 Gio/巨大設計図』で、これらもほぼほぼ4枚ずつ採用されることが多いです。
この3種類は”グルメ墓地ソース”の根幹を担うカードたちですね。
上記以外のカードでデッキに潤滑油として今回採用しているのは『龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢』『偽りの名 13/種族選別』です。
『龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢』は墓地肥やしとして機能するのはもちろんですが、墓地が溜まった後半では”フシギバース”の元になったりするので優先度は高めです。
『偽りの名 13/種族選別』は安定して手札を増やせるカードではありますが、4枚採用は過剰と思うプレイヤーもいるかと思いますので、ここは調整枠になってくるかなと思います。
『龍装鬼 オブザ08号』 SR 闇文明 (9) クリーチャー:ドラゴンギルド/マフィ・ギャング 8000 このクリーチャーの召喚コストを、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。 W・ブレイカー このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき-1000する。 |
『終焉の開闢』 SR 闇文明 (3) 呪文 自分の山札の上から3枚を墓地に置く。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。 |
『偽りの名 13』 P 自然文明 (10) クリーチャー:アンノウン 24000 ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする) |
『種族選別』 P 自然文明 (3) 呪文 自分の山札の上から3枚を表向きにし、その中から異なる種族を持つクリーチャーを好きな数選ぶ。それらを手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。 |
採用カード②フィニッシャー
デッキの土台になるカードと潤滑油でデッキの骨組みができたら後はフィニッシャーを採用していきます。
前述した『暴走龍 5000GT』『ブラキオ龍樹』『大樹王 ギガンディダノス』辺りは枚数こそ人によりますが、どの構築でも採用されているフィニッシャーかなと思います。
『暴走龍 5000GT』は小型メインのデッキに刺さる上に、”フシギバース”の元にもなるので4枚採用されることが多い印象。
『ブラキオ龍樹』はコントロール、『大樹王 ギガンディダノス』は速攻〜ビートダウンに対して有効なので相手のデッキに合わせてプレイしていきましょう。



残りのフィニッシャー枠は『“轟轟轟”ブランド』『百万超邪 クロスファイア』『大魔王 ウラギリダムス』辺りになるかと思います。
ここら辺は人によって採用しない構築もありますので試行錯誤してみて調整しても大丈夫な枠ですね。
『暴走龍 5000GT』をプレイするための火文明はある程度採用していたいので『“轟轟轟”ブランド』『百万超邪 クロスファイア』辺りは慎重に調整した方が◎
『“轟轟轟”ブランド』 MAS 火文明 (7) クリーチャー:ビートジョッキー 9000 マスターG・G・G:自分の手札がこのカードだけなら、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 スピードアタッカー W・ブレイカー このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに火のカードがあれば、カードを1枚引く。その後、自分の手札を好きな枚数捨ててもよい。こうして捨てた手札1枚につき、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体、破壊する。
『百万超邪 クロスファイア』 P(SR) 火文明 (7) クリーチャー:アウトレイジ 7000+ G・ゼロ:自分の墓地にクリーチャーが6体以上あり、自分の《百万超邪 クロスファイア》がバトルゾーンになければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 スピードアタッカー パワーアタッカー+1000000 W・ブレイカー
『大魔王 ウラギリダムス』 SR 闇文明 (13) クリーチャー:マフィ・ギャング/デーモン・コマンド 13000 シンパシー:自分の墓地にあるクリーチャー(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、自分の墓地にあるクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは0以下にならない) T・ブレイカー このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または自分のターンのはじめに、クリーチャーを5体自分の墓地から選び、このクリーチャーの下に重ねてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体破壊する。 このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時または自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーの下に重ねたカードを5枚、好きな順序で自分の山札の一番下に置いてもよい。
採用カード③受け札
フィニッシャーの選別が終わったら、あとは残った枠に受け札やメタカードを採用して対応力を底上げしていきます。少なくなりがちな火文明を増やすことができれば更に◎
コスト7以上であれば基本的になんでも大丈夫ですが、今回はわかりやすく『撃髄医 スパイナー』『SMAPON』を採用して受け性能を強化しました。
基本的にここの枠も調整枠になってきますので、周りの環境に合わせて差し替えていただければと思います!
『撃髄医 スパイナー』 R 闇文明 (9) クリーチャー:マフィ・ギャング 2000 スーパー・S・トリガー(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーにS能力を与える) このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、次の能力を3回行う。 ►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。 S−このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト4以下のクリーチャーを好きな数、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
『SMAPON』P 火文明[ジョーカーズ] (7) クリーチャー:ジョーカーズ 1000 スーパー・S・トリガー(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーにS能力を与える) このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のパワー2000以下のクリーチャーをすべて破壊する。 S−このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン中、自分はゲームに負けず、相手はゲームに勝てない。
デッキ改造案
さて、”グルメ墓地ソース”を一通り紹介し終えましたが、最後にちょっとした改造案などを紹介して終わりにしたいと思います。
デッキ改造案①更に対応力を底上げ!『ドマンモ龍樹』
今回はわかりやすい解説記事を書きたかったので採用はしていませんが、『ドマンモ龍樹』を採用している構築も良く見かけるので検討してみてはいかがでしょうか?
自由度が高くなる分、プレイングが難しくなるので慣れてからステップアップする形が無難かなって個人的には思います。
『ドマンモ龍樹』 SR 闇/自然文明 (7) クリーチャー:ジャイアント・ドラゴン/不死樹王国 12000 T・ブレイカー 自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。 自分の他のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。 <フシギバース>[闇/自然(10)](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[闇/自然(10)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[闇/自然(2)]より小さくならない)
デッキ改造案②巷で流行中!『天幕船 ドンデンブタイ』
また、最近では『天幕船 ドンデンブタイ』を採用した”グルメ墓地ソース”が結果を残しており、注目されています。
デッキのコンセプトに非常にマッチしているカードなので機会があれば試してみるのもいいかと思います!
『天幕船 ドンデンブタイ』 R 水文明 (7) クリーチャー:ムートピア/美孔麗王国 2000 G・ゼロ:自分の手札が7枚以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい) このクリーチャーは攻撃できない。 自分のターンのはじめに、カードを1枚引いてもよい。

最後までお読みいただきありがとうございました!
今後もデュエマ、遊戯王を中心にデッキ解説記事、カードの高騰情報をまとめた記事を投稿していきますのでよろしくお願いします!
コメント