今回記事で解説するデッキは、”赤単我我我”です!CS等の大会で猛威を振るっているデッキタイプですが、”赤単速攻”系列の歴史は初期から存在しており、愛好者も多いですね!
『我我我ガイアール・ブランド』 KGM 火文明 (8) スター進化クリーチャー:ビートジョッキー/レッド・コマンド・ドラゴン/レクスターズ 9000 このクリーチャーを、コストを3少なくし、さらに、このターン、自分の他の火のクリーチャーを召喚していれば、追加で3少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンこのクリーチャーは可能なら攻撃し、その攻撃の後でこのクリーチャーを破壊する。 スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる) W・ブレイカー このカードが離れた時、自分のクリーチャーをすべてアンタップし、このターンそれらに「スピードアタッカー」を与える。
現環境で活躍している”赤単速攻”は『我我我ガイアール・ブランド』を主軸にしたタイプが活躍していますね!
どんなデッキ相手でも3〜4ターン目に決着が着けれるような構築にしているので、手札や相手の受け札次第ではどのデッキにも勝てるのが”赤単速攻”最大のメリットでしょう。
他の環境デッキに比べてデッキパーツが大分安いのもありがたいです!
過去に似たような”赤単速攻”を紹介していますので、そちらも合わせてご覧になれば何かと参考になるかと思います!

①とりあえずガチデッキに触れてみたい方!
②大会でとにかく勝ちたい方!
③低予算で強いデッキを組んでみたい方!
筆者は某リサイクルショップでTCGの担当を任されており、普段はカードの査定などをしています。
現職がTCGの店員なので、プレイヤーとはまた違った視点からお話できるかなと思い、今回記事にさせていただきました。

主にデッキ解説記事と高騰情報をまとめた記事を投稿しています!
デッキを作る際や、手持ちのカードを整理する際に参考になれば幸いです!
デッキレシピ公開

カード名 | 枚数 |
凶戦士ブレイズ・クロー | 4 |
グレイト“S-駆” | 4 |
ブンブン・チュリス | 4 |
ホップ・チュリス | 3 |
こたつむり | 4 |
カンゴク入道 | 4 |
斬斬人形コダマンマ GS | 4 |
赤い稲妻 テスタ・ロッサ | 4 |
“轟轟轟”ブランド | 1 |
“罰怒”ブランド | 4 |
我我我ガイアール・ブランド | 4 |
※このデッキレシピは筆者の脳内構築なので欠陥がある場合がございます。
「こんなアイディアがあるんだー」程度で見ていただけると幸いです。
デッキ解説
まずは大まかなデッキの動かし方を解説し、各カードの採用理由などを後述していきます。
このデッキの主軸になっているのはデッキ名からもわかる通り『我我我ガイアール・ブランド』!
8コストと”赤単速攻”の中だとトップクラスの高コストクリーチャーですが、自身の能力で最大コストを6下げることができるので実質2マナで召喚できるフィニッシャーです。
自身のコスト軽減効果を使用すると、攻撃の終わりに『我我我ガイアール・ブランド』が破壊されてしまいますが、破壊されると自分のクリーチャーが全てアンタップするので、要するに自己完結してるタイプのフィニッシャーです。
この『我我我ガイアール・ブランド』の攻撃力の高さを活かすために低コストクリーチャーを大量に採用し、序盤からばら撒いて『我我我ガイアール・ブランド』に繋げて一斉に攻撃していくのが”赤単我我我”の基本的な戦い方になります。
①”赤単我我我”は名前の通り『我我我ガイアール・ブランド』有りきの”赤単速攻”!
②序盤から低コストクリーチャーをばら撒いて『我我我ガイアール・ブランド』に繋げて一斉に攻撃していくのが”赤単我我我”の基本的な戦い方!
各カードの採用理由
それでは各カードの採用理由を役割別で紹介していきます。
採用カード①1コストクリーチャー
前述した通り、”赤単我我我”の基本的な戦い方は”序盤から低コストクリーチャーをばら撒く”なので1コストクリーチャーを大量に採用しています。
採用基準としては”1コストであること”、”安定して攻撃に参加できる”等でしょうか?
上記の条件を満たしているのは現状『凶戦士ブレイズ・クロー』のみ。状況によっては『グレイト“S-駆”』の方が強い場面もあるのでこの2枚は優先的に4枚採用していきたいところ。
次点で採用した『ブンブン・チュリス』、『ホップ・チュリス』は1コストという条件は満たしているものの、安定して攻撃に参加ができないので、調整するならここら辺になってくると思います。
また、1コストクリーチャーを採用しすぎてしまうとデッキ全体のカードパワーが落ちるので、速度のことも考えると大体12〜16枚前後を採用していく形になっていくかと思います。
『凶戦士ブレイズ・クロー』 C 火文明 (1) クリーチャー:ドラゴノイド 1000 このクリーチャーは、可能なら毎ターン攻撃する。
『グレイト“S-駆”』 R 火文明 (1) クリーチャー:ビートジョッキー 1000 G・G・G:自分の手札が1枚以下なら、このクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない) 自分のターンの終わりに、このクリーチャーがアンタップしていたら、自分の手札に戻す。
『ブンブン・チュリス』 C 火文明 (1) クリーチャー:ビートジョッキー/レクスターズ 1000 このクリーチャーは、自分のターンのはじめにアンタップしない。
『ホップ・チュリス』 P(C) 火文明 (1) クリーチャー:ビートジョッキー 2000 このターン、他のクリーチャーが攻撃していなければ、このクリーチャーは攻撃できない。
採用カード②2コストクリーチャー
次に重要になってくるのが2コストクリーチャーです。
主に1コストクリーチャー、『我我我ガイアール・ブランド』の中継役を目的として採用を決めていきます。
また、1コストクリーチャーを大量採用したことにより”デッキ全体のカードパワーが下がっている所を補強する”という目的でもここに枠を割く形になります。
まずは中継役として採用したのがリソースを増やせる『カンゴク入道』と『斬斬人形コダマンマ GS』
どちらも自分のシールドを手札に加える能力を持っているので手数を増やすことができます。特に何もやることがなければこれらをプレイしておきましょう。
また、『斬斬人形コダマンマ GS』は”G・ストライク”を備えているので同型対決だと役に立つ場面も多いです。
”G・ストライク”…シールドゾーンから手札に加える時に、相手に見せることで相手のアタッカーを1体を攻撃できない状態にする。
『カンゴク入道』 P 火文明 (2) クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 2000+ 自分のターンの終わりに、自分のシールドを1つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。 <鬼タイム>自分と相手のシールドが合計6つ以下であれば、このクリーチャーのパワーを+3000する。
『斬斬人形コダマンマ GS』 C 火文明 (2) クリーチャー:デスパペット/エイリアン 1000 G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない) このクリーチャーが出た時、自分のシールドを1つ手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
そして、”デッキ全体のカードパワーが下がっている所を補強する”という目的で強力なメタ性能を備えている『こたつむり』『赤い稲妻 テスタ・ロッサ』を各4枚ずつ採用しています。
主に『こたつむり』は同型相手、『赤い稲妻 テスタ・ロッサ』はコントロール相手に有効なので、相手のデッキタイプを早期に判断して使い分けていきます。
逆に相手によっては”腐る”こともあるので、その時は容赦なくマナセットしましょう笑
”腐る”…手札またはバトルゾーンにあるカードが、何らかの条件により、全く役に立たない状態にあること。特に手札で腐っているカードを「死に札」などと呼ぶこともある。
『こたつむり』 VR 火文明 (2) クリーチャー:ビートジョッキー/スペシャルズ 2000+ 自分のマナゾーンに火のクリーチャーが4体以上あれば、このクリーチャーに「パワーアタッカー+4000」と「W・ブレイカー」を与える。 相手のクリーチャーは、出たターン、プレイヤーを攻撃できない。 このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーは次の自分のターンのはじめにアンタップしない。
『赤い稲妻 テスタ・ロッサ』C 火文明 (2) クリーチャー:アウトレイジ 2000+ バトル中、このクリーチャーのパワーを+2000する。 相手のターン中に、相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出る時、相手はかわりにそのクリーチャーを墓地に置く。
採用カード③フィニッシャー
”赤単我我我”の大まかな採用配分は1コスト帯、2コスト帯をそれぞれ12〜16枚ずつ採用し、残りの枠をフィニッシャーに充てる形がほとんどです。
今回はわかりやすく『我我我ガイアール・ブランド』の他に『“罰怒”ブランド』をフィニッシャーとして採用してみました。
『“罰怒”ブランド』も自身の効果でコスト軽減を持ち、”赤単我我我”のコンセプトにも合っているので採用されることが多いカードです。
また、殿堂入りカードにも指定されている『“轟轟轟”ブランド』は手札が無い時にただで場に出せる”スピードアタッカー”、”W・ブレイカー”とこれまた手札をガンガン使って攻撃する”赤単我我我”のコンセプトにマッチしている強力カード!
さすがは殿堂入りカードということでスペックは化け物!是が非でも入れておきたい1枚です。



『“罰怒”ブランド』 MAS 火文明 (7) クリーチャー:ビートジョッキー 9000 マスターB・A・D(このクリーチャーを、コストを2少なくし、さらに、このターンに召喚した自分の他の火のクリーチャー1体につき追加で2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに自分のクリーチャーを1体破壊する。ただし、このクリーチャーのコストは0以下にならない) W・ブレイカー 自分の火のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
『“轟轟轟”ブランド』 MAS 火文明 (7) クリーチャー:ビートジョッキー 9000 マスターG・G・G:自分の手札がこのカードだけなら、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 スピードアタッカー W・ブレイカー このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンに火のカードがあれば、カードを1枚引く。その後、自分の手札を好きな枚数捨ててもよい。こうして捨てた手札1枚につき、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体、破壊する。
デッキ改造案
さて、今回の”赤単我我我”を一通り紹介し終えましたが、ここからはちょっとした改造案などを紹介していきます。
デッキ改造案①さらにガチ対戦用に改造!『“逆悪襲”ブランド』
今回はわかりやすさ重視で記事を書いたので採用を見送りましたが、本当に勝ちに拘るなら『“逆悪襲”ブランド』の採用は是非検討してみましょう。
『“轟轟轟”ブランド』と似たような効果を持っていますが、こちらは実際にコストを支払って召喚しているのでメタに引っかからないのがミソ!
『こたつむり』などのメタクリーチャーを破壊しながら出すことができるので対応力が上がります!
『“逆悪襲”ブランド 』VR 火文明 (7) クリーチャー:ビートジョッキー 9000 G・G・G:自分の手札が1枚以下なら、このクリーチャーの召喚コストを6少なくする。 スピードアタッカー W・ブレイカー このクリーチャーが出た時、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。
デッキ改造案②強さをある程度保持しつつ更に低価格で!『斬斬人形コダマンマ』+『デュアルショック・ドラゴン』
先ほど紹介した”赤単我我我”は安さよりも強さに振り切っているので初心者の方の手に届きにくいカードもちらほら…
そこで代用案として『斬斬人形コダマンマ』+『デュアルショック・ドラゴン』を紹介します。
汎用カードでありつつ手札補充を備えている高額カード『カンゴク入道』を『斬斬人形コダマンマ』に。
絶版カードになって日に日に値段が上がるフィニッシャー枠『“罰怒”ブランド』を『デュアルショック・ドラゴン』に差し替えると安上がりになりつつある程度の強さを保持できるのでオススメです!
これら二枚はコンボになってるので、採用する場合は両方とも採用した方が良い点に注意。
『斬斬人形コダマンマ』 C 火文明 (2) クリーチャー:デスパペット/エイリアン 2000 このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを1つ手札に戻す。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
『デュアルショック・ドラゴン』 SR 火文明 (6) クリーチャー:アーマード・ドラゴン 8000 S・バック:火(火のカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、そのカードを捨ててもよい。そうしたら、コストを支払わずにこのクリーチャーを召喚する) W・ブレイカー このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを1つ、墓地に置く。
①『デュアルショック・ドラゴン』が手札にある状態で『斬斬人形コダマンマ』を召喚。(斬斬人形コダマンマ GSでも可)
②『斬斬人形コダマンマ』の効果で自分のシールドを手札に加える。この時、手札にある『デュアルショック・ドラゴン』の”S・バック:火”が誘発。
③加える予定だったカードを墓地に送ることで『デュアルショック・ドラゴン』が召喚される!最速2ターン目にこの動きを再現することができる!
”S・バック”…この能力を持つカードは、所定の特性を持つシールドを手札に加える際、そのカードを墓地に置くことによって、手札からコストを支払わずにプレイすることができる。

最後までお読みいただきありがとうございました!
今後もデュエマ、遊戯王を中心にデッキ解説記事、カードの高騰情報をまとめた記事を投稿していきますのでよろしくお願いします!
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