今回記事にさせて頂くデッキは、最近CSで入賞数が急増している”青白黒ギャラクシールド”です!
”ギャラクシールド”は十王篇から登場した新能力の一つで、一時期は環境にいましたが『凄惨なる牙 パラノーマル』の規制強化により弱体化し、使う人がかなり減っていました。

『凄惨なる牙 パラノーマル』 R 闇文明 (7) クリーチャー:アウトレイジ 7000 W・ブレイカー シールド・ゴー このカードが自分のシールドゾーンに表向きであれば、バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてのパワーは-3000される。 |
しかし、昨今の環境上位は序盤から展開して攻撃を仕掛けるデッキが多く、”ギャラクシールド”の受け性能が環境にマッチしており、CSでの入賞数が増えているとのこと。
今回はそんな”青白黒ギャラクシールド”を紹介します!
筆者は某リサイクルショップでTCGの担当を任されており、普段はカードの査定などをしています。
現職がTCGの店員なので、プレイヤーとはまた違った視点からお話できるかなと思い、今回記事にさせていただきました。

主にデッキ解説記事と高騰情報をまとめた記事を投稿しています!
デッキを作る際や、手持ちのカードを整理する際に参考になれば幸いです!
まずはデッキレシピ公開!

デッキ解説
さて、このデッキの解説をする前にまずは”ギャラクシールド”についておさらいしておきましょう。
”ギャラクシールド”とは、能力で指定されたコストを支払うことでシールドに表向きの状態で出すことができる能力です。
『「雷光の聖騎士」』の場合ですと、”<ギャラクシールド>[光/水(4)]”と指定されているので、光文明と水文明を含む計4コストを支払うことでシールドの上に表向きの状態で出すことができます。

『「雷光の聖騎士」』「雷光の聖騎士」 SR 光/水文明 (6) クリーチャー:メタリカ/エンジェル・コマンド/チーム銀河 8500 <ギャラクシールド>[光/水(4)] 自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。 W・ブレイカー このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、裏向きにして新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに置く。 自分のシールドがブレイクされる時、このクリーチャーがバトルゾーンまたは表向きで自分のシールドゾーンにあれば、シールドブレイクのかわりに自分の手札を1枚捨ててもよい |
『「雷光の聖騎士」』の場合、”ギャラクシールド”で表向きになっている間にも一番下のシールドを身代わりにする能力が発動しており、”ギャラクシールド”で表向きに場に出した次のターンにタダでバトルゾーンに出すことができます。

”ギャラクシールド”はシールドを扱う能力なので、シールドを追加する能力を有しているカードが非常に多く、受け性能はかなり高いです。
今回の”青白黒ギャラクシールド”は、そんな受け性能と強力なメタカードである『DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜』、『希望のジョー星』を採用することで環境に対応しています。


『DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜』 R 無色 (2) DGフィールド このDGフィールドをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引く。 すべてのプレイヤーは、各ターン、クリーチャーを3体までしかバトルゾーンに出せない。 すべてのプレイヤーは、各ターン、呪文を3枚までしか唱えられない。 |
『希望のジョー星』 R 無色 (3) D2フィールド:ジョーカーズ このゲームで使うカード、そのコスト、そのテキスト内のコストはすべて文明を失う。(無色となる) (他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く) |
『DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜』は”ジョー星ゼロルピア”などのループデッキに、『希望のジョー星』は”5cコントロール”に採用されることの多い『フェアリー・ミラクル』や、”ラッカ天門”に採用される『ヘブンズ・ゲート』が文明を参照している効果なので無効にできます。


『フェアリー・ミラクル』 C 自然文明 (3) 呪文 自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。 自分のマナゾーンにすべての文明が揃っていれば、さらにもう1枚、自分の山札の上からカードをマナゾーンに置く。 |
『ヘブンズ・ゲート』 R 光文明 (6) 呪文 S・トリガー 光の「ブロッカー」を持つ進化ではないクリーチャーを2体まで、自分の手札から出す。 |
”青白黒ギャラクシールド”は、これらのメタカードが発動してる状態でも問題なく動くデッキタイプなため、相性がとても良いです。
そして今回のデッキ構築では、フィニッシャーに『聖魔連結王 ドルファディロム』を採用し、『ウェディング・ゲート』で踏み倒すギミックを採用しました。
『ウェディング・ゲート』は能力の書き方が特殊で、文明を参照しているわけではないので『希望のジョー星』がある状態であれば、問題なく『聖魔連結王 ドルファディロム』を出すことができます。


『ウェディング・ゲート』 R 闇文明 (6) 呪文 S・トリガー 光でも進化でもないエンジェル・コマンドを2体まで、自分の手札からバトルゾーンに出す。 |
『聖魔連結王 ドルファディロム』 KGM 光/闇/火文明 (8) クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 13500 EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く。) スピードアタッカー T・ブレイカー このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手の多色ではないクリーチャーをすべて破壊する。 相手は多色ではない呪文を唱えられない |
カードゲームあるあるの頓智みたいな感じになりますが、『ウェディング・ゲート』の能力は”光でも進化でもないエンジェル・コマンド”が対象であり、『希望のジョー星』が場にあると全てのカードの文明がなくなるので『聖魔連結王 ドルファディロム』の文明が無くなり、”光でも進化でもないエンジェル・コマンド”になります。
デッキ改造案
個人的にはドローソース枠が人によって採用が変わってくるのかなと思います。
今回は受け性能を意識して『エナジー・Re:ライト』を採用しましたが、”ギャラクシールド”持ちの『十・二・神・騎』、2ターン目から『希望のジョー星』を探すことができる『ブレイン・ストーム』、『ウェディング・ゲート』に綺麗につなぐことができる『スペルブック・チャージャー』などが採用候補になってくるかなと思います。



『十・二・神・騎』 C 水文明 (3) 呪文:チーム銀河 <ギャラクシールド>[水(2)](このカードを使うコストの代わりに、[水(2)]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを表向きにし、新しいシールドとしてシールドゾーンに置 自分のターンのはじめに、この呪文が表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして唱える。 自分の山札の上から4枚を見る。その中の1枚を手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。 |
『ブレイン・ストーム』 C 水文明 (2) 呪文 カードを3枚まで引き、その後、自分の手札を2枚、好きな順序で自分の山札の上に置く。 |
『スペルブック・チャージャー』 UC 水文明 (4) 呪文 自分の山札の上から5枚を見る。その中から呪文を1枚、相手に見せてから、自分の手札に加えてもよい。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。 チャージャー |
あとはややメタが限定的な『DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜』や、序盤引きすぎても困る4コスト帯のカードを何枚かドローソースに枠を割いてもいいかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました!
今後もデュエマ、遊戯王を中心にデッキ解説記事、カードの高騰情報をまとめた記事を投稿していきますのでよろしくお願いします!
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